新生児が200万人激減 中国乳幼児向け粉ミルク市場は圧力に耐えられるか

新生児が200万人激減 中国乳幼児向け粉ミルク市場は圧力に耐えられるか。

タグ:新生児 粉ミルク市場

発信時間:2019-01-23 16:24:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中金公司も先日の報告で、2019年にマクロ環境と基数の影響を受け、中国の乳製品業界の需要増加は鈍化すると予想した。短期的な市場競争が依然として激しいためコスト率は高水準を維持し、原料コストの上昇も重なるとし、2019年の伊利股フェンの売上高予想を881億2000万元に2.2%引き下げ、1株あたり当期純利益予想を1.12元に5%引き下げた。また、伊利股フェンの2018年の1株あたり当期純利益予想を1.03元に1.6%引き下げ、2020年の予想を1.24元とした。


 1月22日の前引けの時点で、国内23社の乳製品関連の上場企業のうち11社の株価が下落し、うち澳優、蒙牛乳業、伊利股フェンは下げ幅が大きく、それぞれ4.25%、2.56%、1.05%下落した。


乳幼児向け粉ミルク市場は圧力に耐える


 しかし、乳製品業界専門家の王丁棉氏は、短期的に見て、2018年の新生児数200万人減少が国内の乳幼児向け粉ミルク市場に大きな圧力をもたらすことはないと見ている。2017年の消費状況をみると、新生児1人あたりの年間需要は約25キロで、2018年の売り上げは約5万トン減少する計算になる。王丁棉氏は、「市場全体の売り上げは2017年とほぼ横ばいになる」と予想する。


 また王丁棉氏は、ここ数年、国内の乳幼児向け粉ミルク市場の売り上げは100万トン前後を維持し、新生児の減少に伴い市場は自己調整し、今後2年は売り上げを維持できるとの見解を示した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月23日


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