ドイツ紙『ディ・ヴェルト』は1月22日にウェブサイトで、「良いなら行かざるを得ない」というタイトルの記事を掲載した。ドイツの投資家が中国で投資チャンスをつかみ、中国の成長物語に参与することを呼びかけた。記事の内容は以下の通り。
人々が経済力で世界の国家を区分するなら、世界は二大役者と他国に分けられる。米国と中国の二大経済国は他国を大きく引き離しており、EU市場を統一してようやく規模が同じくらいになる。
この世界二大経済国の協力と競争は21世紀を主導する。
世界第2位の経済大国は昨年、GDPが6.6%成長した。一部の人には、これが中国モデルの安定性を証明していると映る。他の新興工業国とは異なり、中国は最先端の技術大国に発展した。中国企業は、規模で米国のライバルと肩を並べるだけでなく、イノベーション力でも引けを取らない。
例えば現在、規模が世界トップ10に入る中国企業は2社で、いずれも数億件のユーザーを抱えるネットワーク大手の騰訊科技股份有限公司と阿里巴巴集団だ。中国による技術イノベーションの新たな波への貢献度は、非常に目立っている。
ブラジルやロシアなど他の大型新興工業国は近年、経済成長の途上で厳しい挫折を味わったり、今も困難な状況で停滞している。中国はそうではない。ドイツの資産家は、この人口10億人超の国に湧き上がるチャンスを活かさなければ罰が当たるだろう。なぜなら、2018年のドイツのGDP成長率は1.5%に過ぎず、欧州他国の成長率はさらに低い。
「中国は長期的に新たなクオリティの成長を実現し、最も興味深い市場の一つになると思う」。独ニュルンベルク・クレド資産管理会社マネージャーのヴォルフガン・ウダス氏は、「中国は世界最大の成長エンジン」と話す。