2018年12月から、CPI伸び率は2カ月連続で縮小している。2019年に中国がデフレとなるという懸念について、専門家はそれぞれの見解を示している。
専門家によると、デフレには特定の意味があり、一般的に物価の持続的低下とマネーサプライの持続的縮小の2つの面に現れるとみられている。この2つの状況が現れれば、デフレの基礎ができたと言える。この観点から言えば、1月にCPI伸び率は縮小したが、上昇し続けており、庶民の感覚で言えば上昇幅はさらに大きい。さらに考察すれば、構造的に見て、果物と野菜の価格上昇幅は小さくなく、医療や教育などのサービス分野の価格上昇も目立つ。
1月のPPIは前月比で低下した。2019年のPPIの変動について、国家統計局の寧吉喆局長は以前、「国際的に見て、中国は輸出入大国であり、特に生産手段の面において、第4四半期にエネルギー商品を中心とする国際大口商品の価格低下が目立ち、中国のPPIにも影響した。現在のマクロ経済、物価の研究は国内だけでなく、国際的にも見る必要がある」と話している。
寧吉喆氏は、「一部のメディアはデフレを懸念するが、ここ10年で中国で全面的なデフレが発生したことはない。しかし、各年の構造的なデフレ要因はあった。今年を見ると、この言葉は適切である。今年は物価が穏やかに上昇すると予想できる」と話した。