2019年は、中国の物流業が大きな戦略的チャンスを迎えると同時に、新たな試練にも直面する見通しだ。新たな発展理念を堅持しながら改革深化と開放拡大を進め、供給側構造改革を中心に物流のハイクオリティな発展を全面的に推進する必要がある。
ハイクオリティな発展には、ハイクオリティなインフラを要する。「国家物流ターミナルの分布及び建設計画」によると、中国は、科学的、機能完備、開放・共有、スマート・高効率、グリーン・安全の特性を持つ国家物流ターミナルネットワーク構築を目指す。物流施設の効率的な地域間連携の強化、都市物流拠点の分布改善、物流パークのモデル確率と相互接続の推進、物流集積区と産業クラスターの融合を図る。
ハイクオリティな発展には、ハイクオリティな物流企業を要する。物流インターネットなどのデジタル物流インフラを建設し、物流要素の全面的な接続と融合を加速する。スマート物流のイノベーションを促進し、方式イノベーション、組織イノベーション、業態イノベーションを進めるほか、企業の規模化と集約化を奨励し、サービスの能力と水準を向上させる。