全国乗用車市場情報聯席会の崔東樹秘書長は取材に対し、「テスラの値下げは過激な価格行動だが、市場の変化が予想を上回る状況下で、テスラが売り上げを伸ばすために価格手段をとるというのは正常な措置である」と話した。
注意したいのは、テスラの米国販売台数は伝統の高級車メーカーをリードするが、中国では楽観的でない点である。統計によると、テスラの2018年第3四半期の中国販売台数は3169台で37%減少、10月はわずか211台で70%の大幅減少となった。業界関係者は、値下げはテスラの販売台数増加につながると見ている。
崔東樹氏は、「電気自動車の価格低下は今後のトレンドになる。電気自動車の発展は速く、潜在力も大きい。しかし、価格が伝統的な車より高いのが現実である。価格手段は販売促進の最も有効的な措置」と述べた。
大幅値下げのほか、テスラのイーロン・マスクCEOはネット販売への移行も表明した。
テスラは世界に378店の店舗および営業所を保有する。マスク氏は、ネット販売すれば、高級車のモデルSやモデルXを含む全車の価格が平均6%下がると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月7日