■指標5:3%前後
生態環境を一段と改善し、単位GDP当たりエネルギー消費量を3%前後低減、主要汚染物質排出量を引き続き削減する。
近年、中国経済は絶え間ないモデル転換と高度化を遂げ、従来の粗放的発展方式から転換し、エネルギー消費の少ないサービス業やハイテク産業の比率が拡大、旧式生産能力の廃棄が進み、新エネルギー産業が急速に発展、単位GDP当たりエネルギー消費量は年々減少している。
今年の目標を達成するのは非常に難しいが、断固とした決意で臨めば実現可能だ。省エネと単位GDP当たりエネルギー消費量の低減推進に伴い、実施が容易な措置のほとんどは実施され、残ったのは難題ばかりだ。エネルギー消費量を一段と削減するには、先ず新規生産能力の増加を厳しくコントロールし、旧式生産能力を断固として廃棄、過剰生産能力を順次撤退させる必要がある。もう一方では、技能技術の高度化・環境保護産業の育成を推進する必要がある。それにはクリーン生産の技術レベル向上、契約型エネルギー管理(EPC)を実施し、低エネルギー消費・低排出量・高生産の先進的なクリーン生産方式を推進する必要がある。
■指標6:2.8%
今年度の財政赤字目標は対GDP比で2.8%とする方針で、前年を0.2ポイント上回る。財政赤字は2兆7600億元、うち、中央財政赤字は1兆8300億元、地方財政赤字は9300億元の計画。