市場参入について、王兆星氏は、「銀行保険監督管理委員会は外資の中国銀行保険業への参入規模、年数、株主タイプ、持ち株比率などの規模面の規制の廃止または緩和を研究し、外資金融機関の業務範囲の拡張を進めている。我々は外資金融機関に革新的試みとなる新分野に参与する機会を与え、外資系の銀行と保険会社の市場活力を充分に引き出す」と話した。
中国証券監督管理委員会の方星海副主席はさらに直接的に、「私は証券監督管理委員会で証券部門を管理している。公募ファンドなどもある。この分野を私たちは開放し、競争することができる」と述べた。
監督管理の改善
金融業の開放は必須だが盲目的に行ってはならず、開放下の監督管理を改善する必要がある。
王兆星氏は、金融開放の拡大は監督管理者にとって挑戦でもあり促進でもあると話した。銀行保険監督管理委員会は開放拡大をきっかけに、自身の法律制度の構築を加速化し、世界に通用する監督管理基準と連結させ、監督管理の手段とツールを改善し、開放における発展促進とリスク防止の関係のバランスを取り、開放を通してリスク防止と監督管理の能力を向上させるという。
易綱氏は、金融業の開放拡大において金融監督管理を改善すると強調した。「内外資本の機関が金融業務を展開するには営業許可を取得し、監督管理を受ける必要がある。市場参入条件を拡大すると同時に、金融監督管理を改善し、監督管理能力を開放の度合いに合わせる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月26日