東風悦達起亜汽車有限公司董事長の王連春氏は27日、『環球時報』記者に対し、水素燃料電池自動車の発展が、自動車産業のモデル転換・高度化を推し進めるだけでなく、環境保護にもつながるため、同社が水素産業チェーンの発展に注力していると話した。
『ブルームバーグ』は、中国が競争ライバルに比べ、優れている点がいくつかあると紹介した。まず、中国政府が安定的な政策方針のもと、コスト回収期間が比較的長いインフラ市場に豊富な財力を投じる意向を持っている上、世界最大規模の再生可能エネルギー産業市場を有している。すでに中国は、10年をかけずに世界最大の純電動自動車市場を確立した。このことは、中国が水素燃料電池自動車分野でも、同じような成果を上げる可能性を示唆している。
技術的にも中国は急速に進歩している。中国科学技術大学が研究開発を終えた新型触媒は、水素燃料電池の一酸化炭素「中毒ショック」リスクを取り除くことができ、電池寿命を延長し、電池使用の温度環境を拡大することで、冬季でも正常な起動を可能とするものだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月31日