馬超徳氏によると、三つの大河の源流にある青海省は青蔵高原に位置し、中国で生物の多様性が最も豊かで、標高が高く、重要な種を保護するジーンバンクとされており、青海独自の生態系は30億人以上に影響を与えるアジアモンスーン生態系の主な調整区域となっている。
同プロジェクトの目的は、法整備を通じて、現地のコミュニティの天然資源管理への参画を強化し、自然保護地域と社会経済の発展の相互利益を実現することだという。
中国財政部やUNDPの支援を受け、青海省の地球環境ファシリティ(GEF)第6増資期青海湖-祁連山景観保護強化地区体系建設プロジェクトの申請が受理された。プロジェクトの総投資は2100万米ドルで、うちGEFからの助成金が300万米ドル、中国国内から1800万米ドルの支援金が拠出される。プロジェクトの実施期間は5年間(2019-2023年)となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月21日