中国国家統計局は1日、中華人民共和国建国70周年を記念した「経済・社会発展成果シリーズ報告その1」を発表した。報告の中で、経済発展の成果に関する主要内容は次のようになっている。
■総合的な国力が歴史的な変化を遂げる
報告によると、中国経済は持続的に急成長を遂げた。不変価格ベースで2018年の国内総生産(GDP)は1952年に比べて175倍増加、年平均増加率は8.1%に上った。2018年の中国の国民総所得(GNI)は1人あたり9732米ドルに達し、中所得国の平均水準を上回った。
報告は、「財政力が強くなり、外貨準備が大幅に増加した」と指摘。1951年から2018年にかけて、全国財政収入の年平均増加率は12.5%、なかでも1979年から2018年の増加率は13.6%に上り、経済発展促進と人々の生活改善を資金面で力強く支えた。2018年末の外貨準備高は3兆727億米ドルと、13年連続で世界一となった。
このほか、中国の都市化水準は顕著に上昇した。2018年末の中国の常住人口の都市化率は59.6%と、1978年末より41.7ポイント上昇した。2018年末の戸籍登録人口の都市化率は43.4%と、2012年末より8ポイント上昇した。1949年から2018年にかけて、都市数は132から672に増加した。