中国商務部外資司の唐文弘司長は2日、「商務部は現在、ネガティブリスト以外の外資参入規制措置を全面的に整理しており、禁止されていなければ参入可能を厳格に実行している」と述べた。
中国は数日前、2019年版の全国・自由貿易試験区の2つのネガティブリストを発表し、農業・採鉱業・製造業・サービス業などの開放をさらに拡大した。6年間の5回の改訂により、外商投資ネガティブリストは6年前の190項目から現在の全国版の40項目、自由貿易区版の37項目に減少した。
唐氏は商務部が同日開いた「貿易安定、外資安定、消費促進」記者会見において、商務部はネガティブリストの順調な実施をサポートするため、ネガティブリスト以外の外資参入規制措置を全面的に整理中と述べた。
中国はG20サミットで一連の重大な開放措置を発表した。これには6つの自由貿易試験区の新設、上海自由貿易試験区の新片区の設立などが含まれる。唐氏によると、関連作業は現在、積極的に推進されている。
唐氏は海南自由貿易港の建設の模索について、「商務部は現在、関連指導意見の要求に基づき、国際自由貿易港の先進的な経営及び管理方法を学習し、参考にしている。国内・海外貿易、投融資、財政・税務、金融革新などの面でより柔軟な政策体系、監督管理モデル、管理体制を模索している。関連政策及び制度の体系・枠組みの研究は現在推進中だ」と述べた。