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7元台になった人民元の今後の動向は？＝中国人民銀行。
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中国人民銀行の関連責任者が5日、人民元レートに関する記者からの質問に回答した。
記者：7元台になった人民元の今後の動向は？
答え：人民元レートは長期的にファンダメンタルズによって左右される。短期間内ならば、需給と米ドルの動向からも大きな影響を受ける。市場化された為替レート形成メカニズムは、価格レバレッジによる需給バランス調節の効果を発揮しやすく、マクロレベルで見ると経済及び国際収支を調整する「自動安定装置」の機能を発揮する。中国は大国で、製造業のジャンルが揃い、産業体系が整い、輸出の競争力が高く、輸入への依存度が適度だ。人民元レートの変動は中国の国際収支に対して強い調節力を持ち、外国為替市場は自らバランスを見いだす。
マクロレベルで見ると、現在の中国経済はファンダメンタルズが良好で、経済構造の調整に積極的な成果がある。成長の柔軟性が高く、マクロ経済レバレッジ比率がほぼ安定を維持している。財政状況が穏健で、金融リスクが全体的にコントロール可能だ。国際収支が安定し、越境資本流動がおおむねバランスを維持しており、外貨準備高が十分にある。これらは人民元レートに根本的な支えを提供している。特に欧米などの先進国の金融政策が緩和に転じる中、中国は主要経済国の中で唯一、金融政策の常態を維持している国だ。人民元建て資産の価値は依然として過小評価されており、相対的に見て安定性が高い。中国は世界の資金の「窪地」になる。
為替レートの変動に対応するなか、人民銀行は近年豊富な経験と政策ツールを蓄積しており、調整のツールボックスを今後も引き続き豊富にする。外国為替市場で生じるポジティブフィードバックについては、必要な的を絞った措置を講じ、短期間の投機行為を断固撲滅し、外国為替市場の安定運行を維持し、市場の見通しを安定させる。人民銀行には人民元レートを合理的かつバランスの取れた水準で安定させる経験・自信・能力がある。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2019年8月5日
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