上海ゴム先物TSR20が上場、中国先物市場の開放が一段と進展

上海ゴム先物TSR20が上場、中国先物市場の開放が一段と進展。

タグ:中国先物市場

発信時間:2019-08-13 13:45:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 天然ゴムは農産品・工業品・金融の属性を兼ね備えているため、TSR20の価格決定要因は比較的多い。近年、TSR20の市場価格は頻繁に変動し、変動率が高い。2010年から2018年にかけて、タイTSR20の青島保税区での現物価格はトンあたり最高で38205元に達した一方で、最低価格は7185元、年間変動率は最大106%に上った。2017年第2四半期より、タイ政府が備蓄を放出した影響で、TSR20価格は下落傾向に入った。2018年は中米貿易摩擦の影響で、TSR20価格は総じて小幅にもみ合いながら下落した。


 上海商品先物取引所の姜岩理事長は経済日報の取材に対して、「中国の天然ゴムの巨大な市場規模に基づけば、TSR20の上場は、◇世界の天然ゴム市場の価格決定システム構築、◇中国ゴム工業の発展、◇中国のタイヤ製造大国から製造強国に向けた後押し、◇中国天然ゴム企業の海外進出にプラスに働くうえ、中国商品先物市場の対外開放推進、中国天然ゴム先物市場の影響力拡大にもつながり、『一帯一路』イニシアチブに寄与する有力な措置だ」と述べた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月13日



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