今回の改革は多くの方面で実質的なブレークスルーを実現する見通しで、注目ポイントも多い。具体的には、◇科創板の試験田としての役割を充分に発揮し、科創板の効果的な制度配置を徐々に推し広め、発行・上場・取引・情報開示などの基礎制度改革を系統的に推進する。◇創業板改革の深化、新三板改革の加速により、多層な市場体系を整備する。◇上場企業の質的向上に向けた行動計画を策定・実施し、上場企業のビジネス生態系を改善、3年から5年で上場企業全体の様相を一新する。◇資金源、業績審査、投資チャネル、監督管理計画などの面から着手し、より多くの中長期資金が市場に流入するように制度的なサポートを提供する。◇年内に証券法を改訂し、中国の特色を備えた証券集団訴訟制度構築を検討、刑法改正を推進し、詐欺的な発行や上場企業の虚偽の情報開示など違法行為にかかる対価を大幅に引き上げ、詐欺や不正会計などの違法行為を断固として取り締まる。
このほか、仲介機関の責任や投資家保護の強化、資本市場の双方向への開放拡大などの面でも、一連の実務的措置を打ち出す予定だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月26日