一般的な警備員もロボットが請け負うことになるかもしれない。ロボット大会には、中国運搬ロケット技術研究院12所のスマートセキュリティロボットや、優必選公司のスマート巡回点検ロボットも登場した。
また、スマート四足歩行ロボットという名前の「犬」はよくあるヒューマノイドロボットと違い、車輪ではなく4本の「鉄の足」で進み、見た目は「ロボット犬」のようである。
この「犬」は中国運搬ロケット技術研究院全体設計部が開発。技術者の李強氏によると、この「ロボット犬」は負荷5キログラムで、地震や土石流などの極端に危険で人が入れない環境で使用し、複雑かつ危険な災害救援任務で人の代わりに単独で作業し、宇宙発射場の観測などの任務にも応用することができる。
「危険な場所にはロボットが行く」という点が、特殊ロボット展示ブースで強調された。
操作員が遠くの制御台からキャタピラ式消防ロボット「ミニオン」を操作し、坂を上ったり、障害を越えたり、段を降りたりする。中信重工開誠スマート装備有限公司の特殊ロボット展示エリアで、このような光景が注目を集めた。
同社の企画部責任者の王志江氏によると、同社の消防ロボットは全国30以上の省市の消防部門および石油石化システムに導入され、数百回の消火活動に参加した。同社は各火災状況に対応できる消防ロボット約20種を開発し、火災発生時に消防隊員はロボットを遠隔操作して現場に行かせ、ロボットは火災状況を消防センターに伝え、消防隊員が分析してロボットに消火させる。
ロボットは進化し続けている。人工知能(AI)技術の発展に伴い、新型ロボットは問題の最善策を自己学習し、よりハイレベルな作業を遂行するようになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月26日