中国企業トップ500、高品質発展の流れが顕著に

中国企業トップ500、高品質発展の流れが顕著に。

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発信時間:2019-09-02 10:42:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 長江商学院大企業研究センター研究院の李錦氏は、「今年ランキングから除外された企業の構造を見ると、トップ500の産業構造と企業内部の産業構造が調整・アップグレードの最中であることが分かる。銀行・非銀行金融機関が同時に発展・成長し、実体経済の発展に貢献する現代金融サポート体制がより改善され、大企業が製造業産業チェーンの川上に飛躍している」と分析した。


 ランキングのデータによると、企業のデレバレッジが引き続き奏功している。今年のトップ500の平均負債構成比率は前年比0.63ポイント減の83.78%。うち非銀行企業の平均負債構成比率は0.62ポイント減の72.66%。実体企業と銀行の利益の格差が縮小した。今年のトップ500のうち非銀行企業の純資産利益率は2.47ポイント増の8.34%、銀行純資産利益率は0.48ポイント減の12.38%。


 李氏は「一方が上がり一方が下がっているが、これは金融と実体経済の発展の不均衡がやや和らいだことを意味する。中国の実体経済は現在、引き続き好転する発展の流れを示している。この流れは今後さらに引き継がれる」と述べた。


 世界的に見ると、中国企業の国際的な地位が安定的に向上している。今年の世界企業トップ500のうち中国企業の入選数は、前年の120社から129社に増加し、米国を初めて首位から陥落させた。


 李氏によると、中国企業が国際的な影響力を拡大し、国際的な発言権を勝ち取るための支えとなるのは革新力だ。今年の中国企業トップ500のうち、標準制定に参与したと回答した企業は340社。各社は前年比350件増の1905件の国際標準の制定に参与し、2年連続で増加した。業界別に見ると、電気通信サービスは949件の国際標準の制定に参与した。家電製造は127件、鉄鋼工業は108件、レール交通設備及び部品製造企業は103件で、国際的に大きな発言権を持っている。電気通信サービスの949件が最も際立っている。


 英ブランド評価機関のブランド・ファイナンスが発表した今年の「ブランドファイナンス Global 500」において、中国ブランドが占める割合は10年前の3%から2019年の19%に上昇した。入選中国ブランド数は前年比11増の77。中国の入選ブランドの価値は計1兆3074億ドルで、初めて1兆ドルの大台に乗り、世界全体の19%を占めた。


 ランキングのデータを見ると、今年の中国グローバル企業トップ100の平均グローバル指数は前年比0.06ポイント増の15.96%となった。同期の世界グローバル企業トップ100のグローバル指数は3.84ポイント減少したが、中国はこの流れに逆らい増加を実現した。


 中国企業連合会企業研究センター首席研究員の繆栄氏によると、中国企業は国内外のさまざまな挑戦と圧力を迎えながら積極的かつ能動的に多面的な措置を講じ、高品質発展にモデルチェンジするための確かな一歩を踏み出した。今後は重要技術、中核技術の進展にさらに取り組み、サプライチェーンの重要サイクルを突破し、国際的に有名なブランドを樹立する。デジタル化モデルチェンジの促進を加速し、確かな技術力を持つサービスを提供し、世界的な競争力を持つ世界一流の企業を建設する。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年9月2日

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