同紙は、アップルは中国以外にも生産拠点を移そうとサプライヤーの多様化を検討してきたが、ままならなかったと指摘。中国には数多くのサプライヤーが集結しており、アップル向けに年間数億台ものスマートフォンを生産できるうえ、数日分の在庫を維持することも可能で、こうしたことはアップルの投資家が重視するフリー・キャッシュフローに極めて重要だからだ。
アップルの規模からしても安易にサプライチェーンを移すことはできない。なぜなら他国には中国のような膨大な労働力がないうえ、工場には熟練技術者の設計による設備や製造工程が必要であり、故障もあってはならないからだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月2日