新中国成立から70年間で、中国経済の壮大な発展に伴い、中国企業は世界で歴史的な台頭を実現した。
『フォーチュン』が先ごろ中国語ウェブサイトで発表した最新の「フォーチュン500(世界500強ランキング)」によると、今年は中国企業129社がランクインし、米国企業(121社)を初めて上回った。ランキングが急上昇した10社のうち6社が中国本土企業となった。業種を問わない現行の世界500強ランキングは1995年に始まり、当時ランクインした中国企業はわずか3社だった。
中国企業聯合会、中国企業家協会は先ごろ、2019中国企業500強ランキングを発表。2019中国企業500強のランクインの条件は、営業収入323億2500万元と、前年に比べ16億3600万元増え、17年連続で上がった。中国企業500強のうち、営業収入1千億元以上の企業は194社で、前年の172社から22社増えた。
中国の「大企業」が次第に増え、同時に企業の質も向上している。2019中国企業500強の利益総額と純利益は、それぞれ前年比20.7%増、10.3%増となり、純資産利益率は9.7%と、前年に比べ0.2ポイント上昇した。1人当たり営業収入は235万4700元で、前年比12万4700元増え、3年連続で増加している。イノベーション力が一層増強され、研究開発強度は平均1.60%に0.04ポイント上昇。特許保有件数の増加率は16.0%、うち発明特許は17.4%に達した。中国企業聯合会、中国企業家協会会長の王忠禹氏は、中国企業500強について、中国の大企業が引き続き穏健に発展する良好な状態を保ち、ハイクオリティな発展に転換する流れを一層強くしていることが分かると説明した。