世界500強と中国企業500強のランキングの変化は、新中国成立70年間の、特に改革開放実施以降の中国企業による歴史的な台頭の縮図となる。
中国国家統計局の統計によると、1996年の262万8千社だった全国企業数が、2017年は1809万8千社に5.9倍増となり、年平均の増加率が9.6%に達した。第18回党大会後、商事制度改革が全面的に進められ、市場参入制度の改革やビジネス環境の合理化を通じ、企業数は爆発的に増加する段階に入り、2012年の828万7千社から2017年の1809万8千社へと急速に増え、5年間で118.4%増、年平均16.9%増となった。
武漢科技大学金融証券研究所所長の董登新氏は、記者に対し、新中国成立以降、特に改革開放政策の実施後、中国企業が長期的な発展を実現し、当初の規模拡張から国際化へと次第に転換したことが、中国経済の総量と実力を反映していると説明。中国企業が現在、単なる規模拡張ではなく、科学技術イノベーションを通じてハイテク分野の足場を固め、研究開発とイノベーションの面からみると、コア競争力が持続的に向上しているとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月15日