長らく中国で仕事してきたアウディのアレクサンダー・ザイツ最高財務責任者(CFO)は、「開放拡大を続ける中国市場は他の国にこれからもより多くの機会をもたらすだろう」と指摘。中国市場で成長を継続できなければ、アウディは今後も成功を収めることはできないとの見方を示した。同氏はかつての世界金融危機を振り返って、「中国市場の支えがなかったら、アウディはどのような運命をたどっていたであろうか。アウディにとって中国は今もなお世界市場最強の成長源だ」と述べ、中国に感謝の念を示した。
米中貿易全国委員会(USCBC)の8月のレポートによると、米国企業を対象に行ったアンケート調査で97%が中国市場で利益をあげたと回答。大多数の企業が今なお中国市場を優先的に考えていることが明らかになったとしている。同委員会のクレイグ・アレン会長は、中国は世界経済の成長を牽引する一翼を担っていると指摘。「中国で事業展開する米国企業は成長の拡大を願っており、これまで以上に多くの米国企業が対中投資に意欲的になっている。それというのも中国はビジネスチャンスに溢れているからだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月20日