人民元為替レートについては、以下のように述べた。市場の需給を基礎とし、通貨バスケットの変動を参考にし、合理的かつ均衡のとれた水準の上で基本的安定を維持し、市場の変化に合わせて双方向に変動する。現時点で、全体的に安定した市場反応と均衡のとれたクロスボーダー資本流動は、市場の為替レート双方向変動に対する受け入れ度が絶えず高まっていることを示す。経済の基本面と市場の需給を見ると、人民元為替レートは合理的な水準にある。
易綱氏は、「貿易情勢の緊迫化を考慮し、様々な方法で過剰な不均衡を解決することが差し迫っている。中国側はIMFが二方向ではなく多方面から世界の不均衡を分析することに感心する。世界の不均衡は各国のマクロ経済と構造政策、および周期的要素によるもので、二国間貿易の障壁を高くすることは正しい解決策ではない」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月21日