何でも出前可能
「最近はスーパーやデパートにほとんど行かず、何でもインターネットで購入する。外出しないで時間内に家に届き、非常に便利」と話す王麗麗さんの生活スタイルは、多くの若者の現状を映し出している。
記者の調査で、出前サイトで頻繁に消費する若者が増えている。多くの出前サイトは生鮮食品、薬、花、生活用品も配達し、「何でも出前可能」は出前サイトの新たな動向になっている。
京東の統計によると、今年の国慶節連休、値段の高い上海カニの売り上げは増加し、10月1日から4日までのサイトでの売り上げは前年同期の2倍、前月比4.5倍になった。国慶節連休の美団タイムセールの注文件数は前年同期比60%増加。伸び率が最も高かったのは薬品で、前年同期比249%増加した。また、生鮮食品も大幅に増加し、伸び率は135%だった。飲用水、ビール、感冒薬は販売ランキングの上位につけた。そのほか、モバイルバッテリー、充電ケーブル、傘などの商品の売り上げも大幅に伸びた。
『中国出前産業調査研究報告(2019年上半期)』は、中国のスマート配達システムの発展に伴い、出前産業の即時配達能力も絶えず向上し、出前のサービスシーンは飲食から日用品スーパー、生鮮食品・野菜果物、医薬品、植物などの複数のカテゴリに拡張しているとした。
また、生活レベルの向上に伴い、出前産業は品質、安心、エコ、科学技術などの方向に発展している。統計によると、2019年上半期の業者による出前注文件数は約25%を占めた。餓了麽の統計では、今年に入り、福州品質ブランドの業者の数は24%増加した。品質ブランドの注文件数の増加幅は平均を上回り、これは多くのユーザーが品質ブランドを選び、上質のものを注文していることを意味する。
業界内で、出前サービスは生活出前サービスに属する。業界関係者は、出前産業の安定した成長の裏には、小売業とサービス業がつながったという新たな動きがあると話す。