今回、陸家嘴金融科技展示センターが正式に開業した。上海自由貿易区陸家嘴管理局副局長の任凱鋒氏は、建設銀行と中国銀行の国有銀行2行が陸家嘴にフィンテック子会社をすでに設立し、最近では世界第2位の資産管理会社である先鋒領航(バンガード)が螞蟻金服(アント・フィナンシャル)と国内初のライセンスを有するスマートファンド投資顧問企業を設立したと紹介。「陸家嘴金融城は今後、科学技術監督管理のイノベーションと試験メカニズムの構築を模索し、安全性と信頼性の高い金融イノベーション試験地区を建設することで、長江デルタ地区で金融リスク抑制と総合監督管理サービスの協力を進め、全国を代表する金融リスク抑制モデル区と金融イノベーション試験セキュリティ区を建設する」と話した。
また、螞蟻金服は、4月24日に上海でグローバルフィンテックサミット「Inclusion・外灘大会」を開催することを発表。その後も上海での開催を継続し、上海のフィンテックセンター建設を後押しする方針を示した。
螞蟻金服高級副総裁、国際事業群共同総裁のダグラス・フィーギン氏は、同大会が準備段階に入っており、世界的なフィンテック分野の「祭典」になるとの見通しを示した。外灘大会では、フィンテック技術イノベーション、経済グローバル化、データのセキュリティと保護、商業文明、都市生活、グリーンと持続可能性、人材と研究の7つがテーマとなる。
外灘大会は、上海市黄浦区中国船舶館区域において会期3日間で開催される。70件以上のフォーラムが行われる予定で、オフライン参加者は3万人に上り、オンラインとオフラインの参加者は合計で1000万人を超える見込み。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月17日