会議はまた、発注書・倉庫証券・売掛金担保融資などサプライチェーン・ファイナンス商品の開発を奨励し、中小零細企業向けに年間8000億元の売掛金担保融資を促すと明らかにした。
曾剛氏は、「サプライチェーン・ファイナンスはサプライチェーンに基ずく金融サービスで、中小零細企業の資金調達を支援するものだ。伝統的な担保融資の手法にこだわらず、産業全体の資金流動性改善、中小零細企業の信用力強化を助け、川下・川上の中小零細企業の資金調達圧力を軽減しようとするものだ」と指摘した。
会議はまた、貸出リスクの分担メカニズムを整備し、中小零細企業の信用補完に向けた商業保険商品の開発を奨励、政府融資の保証料率を引き下げ、中小零細企業の総合的な資金調達コストの負担軽減を図ると提起した。
温彬氏は、「国内外の新型コロナ感染状況と世界経済の急激な情勢変化を背景に、中国政府は複数の金融措置を打ち出し、間接金融と直接金融の力を合わせて一連の措置で中小零細企業向け金融支援を一段と強化、中小零細企業の資金調達難や調達コスト高騰の問題を確実に解消し、難関克服を助ける考えだ」とみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月2日