企業のサプライチェーン円滑化を国内外の連携によってサポートしている。各自由貿易サービスセンターは貿促会の国内外のつながりを活かして、企業の感染症予防・抑制と防疫物資輸入をサポートしている。防疫対策の当初は、各自由貿易サービスセンターが海外の商工会議所や駐在事務所を通じて、60社あまりの海外からの防疫物資購入と、営業・生産再開の準備をサポート。企業が営業と生産を相次いで再開した後、湖北省、福建省、広東省の自由貿易サービスセンターは、50社近くの輸出、特に防疫物資生産企業の製品輸出を支援。陝西省、広東省、重慶市の自由貿易サービスセンターは、医療機器企業の製品認証事務を手助けしている。
企業のリスク対応力を向上させる情報プラットフォームを構築した。各自由貿易サービスセンターは、中央政府および地方政府の支援政策、貿促会が発表した「新型コロナウイルス感染流行を受けて国(地域)が講じた規制措置」などに関する情報をタイムリーに伝えると共に、主催する各種オンラインフォーラムやトレーニングセミナーへの参加を企業に呼びかけ、企業による最新情報の理解と事業方針の調整をサポート。広東省の自由貿易サービスセンターは、防疫製品の輸出実務や企業の感染症管理能力向上、商標の申請・保護といったテーマで6回にわたるオンラインセミナーを行った。
貿促会は今後、企業サービスのメカニズムを一層改善し、企業のニーズに応える正確な施策を講じて、サプライチェーンの障壁解消、ウィークポイントの補強、企業の損害縮小、貿易と外資の安定を図る方針だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月3日