大豆のほかにも中国は、ブラジルのサトウキビ、食肉など農産物輸出にとって重要な市場となっている。統計によると、2019年のブラジルの中国向け農産物輸出は輸出総量の32%を占め、リオ・グランデ州ではこの割合が43%に達する。今年1月にはブラジル産メロンの輸出が開始され、今後は両国の農産物貿易の品種が増えていく見通しだ。
現在、中国とブラジルは多様な形式で農業協力を行っている。中糧国際や大康農業などの中国企業がブラジルで投資を展開し、現地の農業産業チェーンに積極的に参入。アマラウ氏は、ブラジル農業分野に対する中国の投資は非常に重要で、双方の互恵・ウインウインと共同発展を促進し、ブラジルに就業と所得をもたらしており、両国のパートナーシップは日増しに強固になっているとの見方を示した。
また、中国とブラジルの農業科学研究機関も交流と協力を進めている。ブラジル農牧研究公社(Embrapa)小麦研究所責任者のアンナ氏は、「ブラジルと中国の農業科学研究協力は非常に重要で、特に共通の問題について交流と相互支援を継続する必要がある」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月6日