各地で相次ぎ関連政策が打ち出され、外資系企業の投資マインドを向上させている。例えば、経済貢献度が地域経済総量の半分近くに上る上海市黄浦区は3月26日、「黄浦区の一層の外資利用に関する実施意見」と「黄浦区のクロスボーダー企業地域本社設立の奨励に関する実施細則」を発表し、外資系企業をより正確に、より深く、より強力に支援を行う方針を示した。感染症流行の影響を受けたが、黄浦区では今年の新規プロジェクト件数が現時点で前年同期とほぼ変わらず、外商投資の勢いは衰えていない。
地方政府が外資利用の措置を積極的に打ち出していることは、中国の全面的な対外開放の深化を反映している。感染症の予防・抑制が進むにつれ、中国経済・社会の秩序回復が加速。外資の動きは、中国経済の巨大な靭性、成長の潜在力、市場の需要、開放措置を示しており、世界各国の企業に中国での発展チャンスに対する期待を抱かせている。中国は今後も引き続き、外資による投資と事業展開のホットスポットになるだろう。
「中国国際放送局日本語版」2020年4月12日