中国工業インターネット研究院副総工程師の田野氏は、経済発展がかつてない試練に直面しているものの、「クラウドサイド」の力がリスクと試練に対応する自信をもたらしていると話した。
上海、北京、杭州、南京、深圳にあるスーパーの盒馬鲜生には、特別な「新入社員」がいる。彼らはもともと飲食企業の従業員だったが、感染症の影響で飲食店が閉まっている間、盒馬鲜生で「働いている」のだ。
現在、飲食企業50社あまりの4000人超が「シェア従業員」として盒馬で働いており、盒馬も3万人分を超える新ポストを用意し、全国的に人材採用を行っている。
各人が各人を助けられるようにすることは、インターネットが一貫して提唱する価値共有モデルだ。感染症の流行中は、シェアの形式が苦境にある企業や人々の多くに希望をもたらした。
浙江省政府と阿里巴巴は、浙江中小企業デジタル生産販売システムの構築をサポートしている。また、EC(電子商取引)プラットフォームの多くは農業支援のためにライブ配信を開設し、視聴者を呼び込んで農産物のデットストックという難題の解消を後押ししている。多くの機関とプラットフォームが中小企業やスタートアップにデジタル能力を開放してシェアする背景には、困難を共に乗り越えようとする精神がある。
中国工業情報化部(工信部)の責任者は、試練に対応してピンチをチャンスに変えるには、デジタル経済の大きな支えが必要との見解を示した。このプロセスで、大企業はエコシステムの拡大を図り、中小企業はリスク解消能力の向上に努める。ここにも、中国がデジタルインフラの建設を持続的に拡大し、デジタル化へのモデル転換を進める重要な意義がみいだせる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月26日