国家統計局の統計によると、2019年の全国の自動車生産台数は2552万8000台で、11年連続で世界一を維持した。柳州市は2009年に北京と上海に次いで本土で3番目に自動車の年間生産台数が100万台を突破した都市になり、2019年の生産台数は185万台となった。柳州市のリーディングカンパニーである上汽通用五菱は、難題の解決においてどのように模範的意味を備えたのか。
国内市場が感染症流行の影響を受ける中、上汽通用五菱は海外市場の潜在力を優先して発掘し、感染症の影響を受けていない市場のニーズを細かく分析し、ブランド、規模、産業チェーンなどのコア競争力に頼り、国内外の物流資源を迅速に調整し、国内外の需給両サイドの接続を保証した。2月7日に宝駿基地が操業を再開してから、わずか9日で第1陣1660台の中東輸出向け「宝駿530」モデルを引き渡した。
程立耕氏は、「特殊な時期に、私たちの企業はチャンスをつかみ、危機をチャンスに変え、経済成長を保証すると同時に、社会の安定も保障し、防疫作業が順調に進むように支援した。これは社会的責任を担い、大局、社会、人民に奉仕したことの表れである」と述べた。
感染症流行の影響で、民衆の外出環境、質、プライバシーなどの要求が高まり、終息後はマイカーでの外出ニーズが高まることが予想される。また、中小企業や自営業者の営業再開後、生産運営や物資輸送の硬直的需要により、商用車のニーズも高まるとみられる。
2019年、上汽通用五菱の「新四化」スマート化商品の販売台数は16万台に達し、今後のスマート移動方式の改革を加速させたと同時に、華為、蘇寧、小米などの多くのパートナーと業種を越えた「モバイル・スマート空間」を共同で構築している。上汽通用五菱は、今後はより多様化したモバイル・スマート空間プランを通し、新たな移動スタイルを形成すると示した。
感染症流行は試練であるとともに、チャンスでもある。この大試練は企業が自身の資源調整能力、技術能力、上下流の連携、グローバル産業チェーン協力への参与などを見直す良い機会となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月30日