米国が「エンティティリスト」制度で中国に圧力 専門家が意図を分析

米国が「エンティティリスト」制度で中国に圧力 専門家が意図を分析。

タグ:エンティティリスト ビジネス活動

発信時間:2020-05-25 13:56:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米商務省産業安全保障局は現地時間5月22日、2件の通知を立て続けに発表し、33社の中国企業、機関、学校と個人を貿易規制のいわゆる「エンティティリスト」に組み入れた。英BBCは23日、米国は近頃、「エンティティリスト」輸出規制制度を頻繁に使用して中国企業および機関を攻撃し、中国は「信頼できないエンティティリスト」で報復し、関連のリストを近く発表する可能性があると伝えた。


 米商務省のウェブサイトに22日に掲載された1件目の通知は、9つの「新疆ウイグル自治区人権侵害行為に関与した」中国の実体を「エンティティリスト」に組み入れるとした。これは中国公安部法医研究所と8社の企業を含み、米国の技術の使用を規制する。2件目の通知では、24の「中国の大規模な殺傷性武器と軍事活動と関係のある」実体を「エンティティリスト」に組み入れ、「米国の国家安全または外交政策の利益に反する活動に従事した」と非難した。これには数多くの中国の大学と企業が含まれる。BBCは、「エンティティリスト」は米国の輸出規制の「ブラックリスト」と見られており、対象となった実体は米商務省が発行する許可証がなければ米国の技術を購入できないと論じた。米国企業はこれらの企業への商品販売を申請できるが、米国政府は拒否的な態度でこれらの申請を審査する。


 制裁を受けた中国企業の1つである雲天励飛は23日、『環球時報』の取材に対し、米商務省に「エンティティリスト」に入れられたことに驚きと遺憾を感じていると示した。同社はコンピュータ・ビジュアル認証に力を入れる人工知能(AI)ハイテク企業で、業務を行う国と地域の全ての法律と法規を厳格に厳守し、責任ある態度でAI事業と持続的発展を進めてきた。米商務省の決定を受け、雲天励飛は各方面と積極的に連絡をとり、公開、公平、公正な扱いを受けられるように尽力すると同時に、関連マニュアルも準備したという。

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