張小泉は株式の25%以下を発行し、調達資金の4億5500万元を生産能力拡張、流動資金の補填、企業の情報化に充てる。張小泉は、100年の老舗ブランドの新天地開拓という精神を持ち続け、伝統のはさみ業界や新技術などを融合させると示した。
人にとって食は毎日のことであり、「食」と関係のある企業も遜色ない。2社の飲食老舗企業が現在、上場申請前のガイダンスを行っている。
「中華第一鶏」と称される山東徳州扒鶏股フェン有限公司の公式サイトによると、十数年の発展を経て、同社は売上高5000万元から税引後5億4000万元を実現し、利益は債務超過から1億元になった。次の10年、徳州扒鶏は年間売上高50億元、利益8億元を目標としている。
もう1つは浙江五芳斎実業股フェン有限公司。年間4億個のちまきを売り上げる五芳斎は1921年に誕生し、来年で100歳になる。
2020年の端午節、五芳斎が盒馬鮮生や喜茶などとコラボし、若者の嗜好に合わせたオーダーメイド式の画期的なちまきを発売した。また、レイズや鐘薛高などと業種を超えて提携し、「塩漬け卵黄肉ちまき味のポテトチップス」と「ちまき味のアイスクリーム」を発売し、商品にプレミアム感をもたらしたと同時に五芳斎ブランドの活力を引き出した。
現在、A株市場に上場する老舗企業は約50社で、白酒、漢方薬、飲食、調味料などの分野に集中している。時価総額2兆元を超えるリーディングカンパニーの貴州茅台はいうまでもなく、6年で時価総額が383億8600万元から4000億元に増加した海天味業の実績も参考にできる。片仔癀や雲南白薬なども良い例である。
この現象は実業家から注目されている。万豊奥特控股集団の陳愛蓮取締役会長は5月、「老舗企業の上場を特に支援し、老舗企業の長期的な保護体制が構築されるとよい」との見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月27日