1−2月の一定規模以上の工業企業の付加価値額は前年同期比7.5%増、社会消費財小売総額は6.7%増、固定資産投資(農家を除く)は12.2%増――15日に発表された1−2月の経済成績表によると、主要マクロデータが予想以上で、中国経済が好発進により好調ぶりをアピールした。
主要生産需要指標がいずれも回復
浙商証券のチーフエコノミストの李超氏は、「1−2月に経済が好発進し、需給の両側が市場の予想を上回る好調ぶりだった。安定成長が求められるなか、工業が先に力を入れた。需要側では、現地の消費の掘り起こしに政府による消費促進政策が加わり、社会消費財の伸び率が大幅に上がった。投資については、製造業の投資額が前年同期比20.9%増となった。産業の基礎の再構築、弱点補強・補完、技術改良、好調な輸出などが製造業の投資の高い伸び率を支えた。インフラの投資額は前年同期比8.1%増で、財政の前置き効果が顕在化した」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月16日