第二に、回復が「速い」うえに「広範」だ。年初より、中国の消費市場の回復の速さに世界中が感嘆している。春節休暇中の中国消費関連産業の売上高は前年同期比12.2%増、国内観光客数はのべ3億800万人とコロナ以降最高を記録、宅配業の1日平均取扱数量は春節休暇後連続して3億件を突破――など、世界第2の消費市場と最大のネット通販市場の強い回復力と活力を示した。消費だけでなく、中国の大地では、工場から畑まで、港から建設現場まで、どの分野も忙しく熱気にあふれ、回復と発展への自信がさらに強まっている。 ゴールドマン・サックスは現在の中国市場の回復について、消費とサービス貿易の回復にとどまらず、「多くの産業を越えた広範な成長回復」だと分析する。
第三に、貢献が「安定」かつ「増加」している。過去3年間、世界経済は困難を切り抜け進んできたが、中国は常にその成長の柱だった。2020年は世界の主要国に先んじてプラス成長を実現し、2021年には世界経済に占める割合が18.5%に上昇、2022年の経済成長率は多くの主要国を上回った。新たな年を迎えても、世界の経済状況はまだ楽観視できない。国連の報告書によると、世界の経済成長率は2022年の約3%から2023年には1.9%に鈍化し、多くの国が景気後退のリスクに直面する見通しだ。世界銀行は2023年の世界経済成長率予測を1.7%と大幅に下方修正、過去30年間で3番目に低い水準に引き下げた。暗澹たる見通しの中、中国経済に再び大きな期待が寄せられている。「極めて重要だ!」 IMFのゲオルギエバ専務理事は、中国の経済回復見通しの世界的意義をこう形容し、「2023年の世界経済成長に影響を与える最も重要な要因」になると述べた。仏ナティクシスのエコノミスト、アリシア・ガルシア・エレロ氏は、「2023年には世界の成長に対する中国の寄与率が約50%にのぼる可能性がある」と予測する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月12日