中国はなぜ月探査をするのか(3)

  |  2007-02-06

中国はなぜ月探査をするのか(3)。

タグ: 科学 技術 中国 月探査

発信時間:2007-02-06 15:46:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽中国の月面着陸も遠くない

中国の月探査プロジェクトで首席科学者を務める欧陽自遠・中国科学院(科学アカデミー)院士はこのほど、科学者たちによる「科学普及フォーラム」で、中国初の月探査衛星「嫦娥1号」を年内に打ち上げ、月周回軌道を周回せさる計画であることを明らかにした。2010年前後には、月面着陸と月面探査車による探査を行う予定だ。「北京青年報」は欧陽氏の発言を次のように報じている。

中国は、月探査を実行する条件を完全に備えていると言えよう。われわれは過去に一度も実施したことがなかったにもかかわらず、初の月探査でおおよそ米国が2000年に達成した結果をさらに広げたものに相当する成果を得た。第1回目の探査では主に、月の資源・エネルギー・環境に対する、全面的・総合的なリモートセンシング観測を実施する。

中国はこれらの能力を完全に備えている。ロケットは月探査機器を送り込む能力を完全に備え、なお大きな余力がある。中国の衛星開発水準も完全に要求を満たしている。打ち上げ施設も、月探査機打ち上げの条件を完全に備えている。観測制御システムも確実なパフォーマンスが実現可能だ。われわれは、すばらしいチームも備えている。軌道・飛行器設計・電子情報技術なども実現可能だ。中国人が月面着陸の夢を実現するのも、遠い未来のことではない。

「人民網日本語版」2007年2月6日

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