上海高橋出入国管理部門によると、極地破氷船「雪竜号」は各科学調査と後方支援を無事終え、北京時間の6日朝、上海に帰還した。中国新聞網が6日伝えた。
雪竜号は今年3月5日午後11時に南極にある中山基地を出発、帰国の途に着いた。同月24日、オーストラリアのフリーマントルに到着、数日休みを取って北上を続け、6日に上海に帰還した。
長江にある停泊地に一時停泊した後、長江航路に入り、高橋港区の母港、中国極地観察の国内基地ふ頭に帰還した。国土資源部、国家発展改革委員会、全国人民代表大会環境保護委員会などが第26次南極観測隊および雪竜号のために凱旋セレモニーを執り行った。
第26次南極観測隊は南極で、無人機を使った初の広範囲にわたる南極海の海氷調査や分光放射計を使った南極大陸のデータ収集、中山基地近くに半永久的に使える自動験潮場を建設するなどリモートセンシング、氷河、生物、地球物理など多岐にわたる12項目の科学調査任務を無事果たした。
「人民網日本語版」2010年4月7日