中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)が7日に発表した「09年中国ネットユーザー・オンライン動画応用研究報告」によると、09年末現在、オンライン動画の利用者規模は2億4千万人に達した。うち、約7割は「テレビを見る時間が明らかに減った」と答え、約4000万人が「動画はオンラインでしか見ない」と答えた。「中国新聞網」が7日に伝えた。
視聴者が動画番組に費やす時間に限りがある情況の中、オンライン動画はネットユーザーが頻繁に利用する娯楽の一つとなり、従来の動画放送形式(テレビメディアなど)の視聴率にも影響が出ている。
「報告」によると、オンライン動画の利用者のうち、66.8%は、「これまでと比べてテレビを見る時間が明らかに減った」と答えており、うち23.7%の利用者は、「テレビで番組を見ることはほとんどなくなった」と答えている。また、56.7%の利用者は、「インターネットへの依存度がテレビよりも高い」としており、うち26.9%は「非常に高い」としている。
このほか、データによると、かなりの数のオンライン動画利用者は、オンライン動画を動画を見る唯一の方法と答えており、「動画はオンラインでしか見ない」と答えた利用者は3936万人で、利用者の16.4%を占めた。
「人民網日本語版」2010年4月8日