大連三高集団が投資する大径鋼管設備の開発・製造基地、阿欧柯(大連)有限公司の建設がこのほど、大連経済技術開発区で始まった。ここでは、世界をリードする直径1524ミリの連続成型大径溶接鋼管製造設備を製造するほか、国内最先端の鋼管設備の開発、試験、製造を行う基地も建設される。中国工業報が6日伝えた。
宝鋼集団が08年に40億元でドイツから導入した「直径1422ミリのUOE成型大径溶接鋼管製造設備」に比べ、阿欧柯有限公司が世界を目指し開発する世界先端水準の連続成型大径溶接鋼管設備は独自の知的財産権をもち、連続ロール方式による成型ができるほか、成型技術も簡単で、設備製造と鋼管製造のコストダウンにつながり、今後の市場見通しが明るい。この設備は来年には完成予定で、販売価格は輸入製品のわずか10分の1。5年後には年間売上高は50億元に達する見込み。これは製造技術と設備の改良を続けてきた結果で、世界初の試みとなる。
「人民網日本語版」2010年4月7日