2010年末から2011年初めにかけて、50名の中国現代著名画家がシルクロードを訪れ、シルクロードの遺跡が語る歴史の移ろいを各々の作品に写しだした。今回、『北京週報』は、西安美術学院院長であり、今回の活動の発案者の一人である王勝利氏にインタビューを行い、活動の狙いや具体的な内容について語ってもらった。
――今回、このような大規模な美術創作活動を行った狙いは何だったのでしょうか?
陝西省西安の大唐西市が古代シルクロードの東の起点であることが考古学によって証明されています。私たちはそこから出発してシルクロードを歩き、シルクロードの過去と現在を写し取ろうと考えました。そこで、私たちは全国の著名な美術家を集め、視察、写生、芸術創作を行う活動を組織しました。「彩絵絲路(絲路はシルクロードの意)」という活動名はそこから来ています。今回の活動は五カ国共同申請(中国と中央アジア5カ国、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスタン、トルクメニスタン、タジキスタンによる世界遺産申請)を盛りたてるべく、それらの遺産を回るようにしました。
――「彩絵絲路」活動の実施内容について教えてください。
「彩絵絲路」は2010年11月15日に陝西省西安の大唐西市にあるシルクロードの起点からスタートしました。「彩絵」の活動は国内活動と国外活動に分けました。昨年11月、中国の現代著名美術家50名からなるグループが西安を出発しました。西安からひたすら西に向かって、新疆のウルムチ、トルファン、コルラ、クチャ、アクス、カシュガルなどシルクロードの中心都市やホータン、ケリア、ニア、チェルチェン、チャルクリク、ローラン、アクサイ、敦煌などシルクロード南道の要塞を回り、2010年12月7日に西安に戻りました。国内の文化遺跡視察と創作活動は円満に終わりました。