中国の革新の波は、この5年間に渡りどのように前進したのだろうか。
これは次のデータを比べれば一目瞭然だ。中国の2019年のグローバル・イノベーション・インデックスは14位、全国の研究開発費は2兆2000億元で、1万人あたり発明特許保有件数は13.3件だった。2015年のこの数値は、29位、1兆4000億元、6.3件だった。
月探査と北斗のさらなる飛躍、日進月歩の高速鉄道と5G、量子及び幹細胞の研究の「無人地帯」への進出、感染対策の力強いサポート――革新の脈動が至る所で感じられる。第13次五カ年計画期間中(2016−2020年)、中国の科学技術の歴史的な成果と歴史的な変革は、世界の科学技術強国の建設に向け確かな基礎を固めた。
2020年9月、スイスのジュネーブ。世界知的所有権機関がここで、グローバル・イノベーション・インデックス2020を発表した。
中国は引き続き14位という順位をキープした。イノベーション能力指数は15位で、通常は革新型国家と見なされる。同ランキングのトップ30のうち、中国は唯一の中所得経済体となった。
指数の順位浮上は、5年間の革新の大きな変化の歩みを凝縮している。
・重大な革新の成果が次々と登場
「天眼」が宇宙を眺め、「蛟竜」が深海を探査し、クローンサルが誕生し、大型機が初飛行し、スパコンがランキングの首位を争い、原発技術・設備が海外進出した――科学の先端で一連の象徴的でけん引力のある、重大なオリジナルの成果を手にした。戦略分野で一連の重要中核技術を把握した。一部のハイテク産業が世界の先頭集団に入ろうとしている。