日本の著名な声優・古谷徹氏が15日、北京電影学院で中国の大学生と交流を行い、アニメ製作のこぼれ話や声優としての心得などを語った。その後、学生のアフレコを指導し、自らもアフレコを実演した。
中国では日本のアニメーションに対する関心が日々強まっているため、声優も大変注目されるようになった。古谷徹氏は『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ、 『きまぐれオレンジロード』の春日恭介、『聖闘士星矢』の星矢などのキャラクターを演じたことで、中国の若者の間で絶大な人気をほこっている。
古谷徹氏は13日、北京大学で開催されたアフレコ大会にもゲストとして出席したが、その際サインしてもらうチャンスに恵まれず、15日にまた会場に駆け込んできた学生が多い。
古谷氏はまず、司会者のインタビューに答える形で学生たちが最も関心を持つ質問に答えた。
一、最も好きなキャラクターは春日恭介
古谷徹氏は数多くのキャラクターを演じたが、その中で最も好きなのは誰かと聞かれると、「『きまぐれオレンジロード』の春日恭介です、自分の性格そのものですから」と答えた。
そして、アフレコが最も難しかったキャラクターは『パプリカ』の中の時田浩作である。スマートなキャラクターしか演じていなかった古谷徹氏は、その中で体重200キロの巨漢の男性の声に挑んだ。
抽選にあたった学生に記念品を贈与しているところ
二、アムロ・レイが好きな車は?
『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ役は中国で大変人気があるので、アムロ・レイに関する質問も当然多かった。
「車が好きだそうですが、アムロと星矢はどんな車が好きだと思いますか」という司会者の質問に対して、「アムロは白い獣に乗っているので、もちろん救急車。星矢はいつもコスモを燃やしているから、消防車」と思いがけないユーモな答えで会場を沸かせた。時々アムロのセリフを混じえて、熱烈な拍手を受けていた。