中国と日本は一衣帯水の友好的隣国で、歴史・文化の深いつながりをもち、幅広く友好的に交流してきた。中日国交正常化35周年を記念し、中国人民対外友好協会、中国日本友好協会、北京青年報社、朝日新聞社が共催する『日中国交正常化35周年記念・楮墨擷芳―――鄧宇・鄧寧作品展』が、10月26~31日、東京の有楽町朝日ギャラリーで再び開催される。この作品展は7月3日、東京の日中友好会館美術館で開幕し、東方ならではの書画芸術を通じて人々の美意識の視野を広げ、書画という芸術をかけ橋に友情の輪を広げ、感情を表現して、中国と日本両国国民の友好関係をたたえるという趣旨で催される。
7月3日、『鄧宇・鄧寧作品展』が東京の日中友好会館美術館で開幕
楮墨擷芳、精神と芸術の結合
作品展は「楮墨擷芳(ちょぼくけつほう)」と名づけられている。これについて、鄧宇氏は「中国の書画は紙と墨に工夫を凝らしている。『楮』は『こうぞ』の木で、その樹皮で紙をつくっていたことから、『楮墨』は紙と墨、転じて書画の類を指す。一方、『擷』はつまみ取るの意、『芳』は香りの高い草花。『楮墨擷芳』とは、即ち『書画作品の中から理想的な佳作を選び、人々に披露する』の謂だ」と説明してくれた。