鄧宇、鄧寧両氏は実の兄弟で、幼いころから書道を学び、暑さ寒さをものともせず、水墨画の習得に専念してきた。数年来、彼らの作品は数々の国内外の賞を受賞し、中国書画界の俊才、若手書道家の代表的な人物と称されている。
『亀』 (草書) 鄧宇
このたび展示された書道作品は、気迫にあふれ堂々とした筆の運びで、いにしえの情緒あふれる篆文もあれば、筆が軽やかに舞いあがるような草書もある。水墨画は巧みな構図で独特な手法を用いており、あっさりとした上品な風情は、見る人々のイメージを無限にふくらませてくれることだろう。