蔡林海博士:「ポストコペンハーゲン会議」 2大陣営の様々な勢力の対局

タグ: 気候変動 低炭素

発信時間: 2010-03-11 09:32:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「低炭素経済」は両大会の注目ワード 中国はいかに効果的に発展させるか

経済危機に遭遇した中国は現在も同様に経済を第一とする発展目標を掲げているが、経済構造の調整および改善を進めるのと同時に、省エネと排出削減の重要性を強調している。低炭素経済は風力、太陽エネルギー、電気自動車などのプロジェクトの発展だけを指すものではない。風力エネルギーや太陽エネルギーは低炭素経済のほんの一部分に過ぎず、これを発展させるためには温室効果ガスの排出削減が最も重要となる。

蔡博士は真の意味で低炭素経済をいかに大きく発展させるかについて、4つの面から説明した。

「1つ目は、排出削減には法律・制度に基づく管理と法律・制度の保障が必要だ。法律・制度に基づき排出を規制しなければならない。法律・制度に基づく監督がなければ、本当の意味で低炭素生活を実現することはできない。ただし、法律・制度も国家経済政策の変更および生活の変化とともに、変化しなければならない」。

「2つ目は、地方政府も関連する制度の刷新を進め、環境保護に関する知識を市民に普及する必要がある。市民が日常生活で実践できるちょっとした省エネの取り組みが、どのくらいの二酸化炭素削減につながるかといった情報を提供することもその一例だ。市民にカーボンフットプリントやカーボンオフセットなどの関連知識を十分理解させ、省エネ・環境保護のプロセスにおいて自分が貢献できることを実感してもらうことが重要だ」。

「3つ目は、企業も国家のために経済を発展させると同時に、国家の環境保護事業のためにも力を尽くすべきだ。企業が環境保護事業を進める上でも、法律・法規による規制と保障が必要となる」。

「4つ目として、社会と市民が低炭素社会の主体となる点が挙げられる。環境保護と排出削減について意識の高い市民は、消費、娯楽、観光などの衣食住および交通のそれぞれの面で省エネ・排出削減に取り組むだろう。政府は市民が省エネ・排出削減に取り組むよう、ハンドブック提供や奨励措置を実施すべきである」。

 

「チャイナネット」 2010年3月11日

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