モラルは発生するものではなく、創られるものだ

タグ: 毒ギョーザ 貿易 経済学品質 チェック機関

発信時間: 2010-04-01 13:39:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

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みなさん、僕の撮った映画が、いくつかの映画祭で賞を受賞しました!!ありがとうございます。社会批評を交えたドキュメンタリーとして撮りましたので、映画として普遍的に観客のみなさんの興味を引きつけられるか、そしてドキュメンタリーとしてニュース性のある鮮度を保つかというところで、悩みながらの撮影で1年かかりましたが、みなさんに公開し、さらに栄誉ある賞までいただくことになりました。日本、中国だけでなく、自由化される国際的な経済の主体である多国籍企業と各国政府の合理性と、それらが複雑に世界政治に与える、安定性と不安定性・・・いろいろと、僕の熱いメッセージも含め撮りました。

公開に至り、本当に嬉しい限りです!!日本や中国で上映する予定などもありますので、詳しくは、このブログの最後に詳細を記しておきますね!

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さて、中国の天洋食品工場で製造された冷凍餃子に毒(メタミドホス)が混入していた事件、通称毒入りギョーザ事件の容疑者からの証言がでてきて、当局より事件の概要がより詳細に報道されましたね。

当該容疑者は労働環境などへの批判のために犯行を実施した人のことですが、こうしたヒューマンエラーともいえる事件は、商品貿易が現在ほど自由化されるようになってきますと、たとえば、A国での政治・経済・文化を背景としたヒューマンエラーによる害をB国も被る可能性が増えるわけでして、国際的な市場取引について、商品消費購入国が商品製造販売国の文化も熟知した上で、取引をおこなわないと、購入国にとって「予想外」の結果になるのだと思います。

A国が貿易をする場合、A国で製造した商品が100ゴールド(架空通貨単位)、同じ商品がB国製造50ゴールド、C国30ゴールド、D国30ゴールド、だとします。それらはその製品品質(総製造粗コスト・機能・安全性・ブランド価値)などを考慮してそれぞれが妥当に価格設定されているわけですね(価格にほとんどの要素が反映されている)。そうしますと、A国を中心にみれば(B国が贅沢財的な市場セグメントでA国から輸入することもありますが、そうではなくて、A国を中心としてみることに限るならば)、B国から輸入することと、C国ならびにD国から輸入することは、異なるわけですね。おそらく何らかの要素により、C国やD国のものよりも、B国のもののほうが製品品質がいいわけでしょう。品質が悪くても、価格が安価なものが欲しい需要もあるでしょうし、その逆もまた然りです。これが、伝統的な経済学で言うところの市場による価格決定メカニズムですね。

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