実は何を隠そう僕も健康志向のために、いわゆるこのヘルシー・ダイエットスィーツ(薬品や機能性食品のように摂取したカロリーを体内でカットするようなものではなく、低カロリーで満腹感を得られるような工夫がしてあるスイーツ)をよく食べます。これらの最近のダイエット食品は、以前のような「ダイエットのためにいいけど美味しくない」というものではなく、「ダイエットに適していて、そこそこ美味しい」というものに変わってきています。
このようにして、日本市場では、「ヘルシー・ダイエット」をmain drivers(鍵となる市場需要喚起要素)として、「逆輸入的プロセスからのブランド革新」を「豆腐(Tofu)/ 豆腐関連食品(Soy ***)」に対して成功させました。
さて、中国では、数ある「伝統的な食品」で「ヘルシー・ダイエット」をmain driversとして「ブランド革新」が達成されるものはでてくるでしょうか。
日本では「悪いイメージ」だったものが「良いイメージ」に一気に変わったということが成功要素だとすれば、中国市場では「豆腐とその関連製品」は、若者も朝食に日常的にとっているため「古臭い・悪いイメージ」がないかもしれないので一概には言えませんが、今後、日本市場で成功した「豆腐とその関連製品」が、「ブランド革新」されると面白いですね!僕の感覚ですが、日本よりもその伝統的な「豆腐とその関連製品」そのものの種類が中国は多いので(豆皮や腐竹などなど・・・)、中国市場での「豆腐とその関連製品」の「ブランド革新」成功への要素は揃っていると思います。
「今なのか、一度イメージが廃れた後なのか」、という市場のタイミングはあるにしても、「豆皮」が豆乳クリームを巻いて「ソイクレープ」などとして、中国の若年層に大人気・爆発ヒットのヘルシースイーツになる時がくるかもしれませんよ!
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月19日