虎と狸の皮算用——アフリカとの外交について

虎と狸の皮算用——アフリカとの外交について。 この2回ほど日本と中国の両国間だけでの外交の話題で多少難解なテーマでしたので(米国の関節関与などは別の話題としても)、僕がこちらで表現するのはなかなか敏感なところも多くありました。今回は他の国の話題ということで、国を飛んでみましょう…

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発信時間: 2010-10-15 17:20:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

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この2回ほど日本と中国の両国間だけでの外交の話題で多少難解なテーマでしたので(米国の関節関与などは別の話題としても)、僕がこちらで表現するのはなかなか敏感なところも多くありました。今回は他の国の話題ということで、国を飛んでみましょう!

日本にいるとこれまではあまり話題に上らなかった、といいますかあまりメディアで多く目にしない、耳にしなかったアフリカの国々について、みなさんどのようなイメージをお持ちでしょうか??

それでも最近では、次第にその天然資源の豊富さや、発展途上国からの脱却としての国家戦略などに焦点をあてて、アフリカビジネス(主に天然資源採掘)がとりだたされるようになってきましたね(ボツワナのダイヤモンド・タンザニアの新たな天然ガス・南アフリカの金)。

先程ニュースをみていましたら、「中国・アフリカの貿易総額、千億ドル超える勢い」という記事がありました。今年の上海万博でもかなりアフリカ諸国のパビリオンは力が入っていて勢いを感じるものがありましたが、まさにそれが表しているように、中国とアフリカの関係は経済的に次第に緊密になってきていると思います。ところで、天然資源の獲得目的としてのアフリカ進出は中国にとって国家的な戦略ですが、当然それは日本にとっても重要なことで、国家的戦略であるわけです。しかしながら、日本では民間の大企業(商社など)に委ねる部分が大きく、国全体でそれにとりかかることは、中国とは比べものにならないくらい低い水準といえます。これは石油や天然ガス資源のアラブ諸国等への進出獲得についても、日本と中国の「国ぐるみかどうか」という戦略的差異について同様のことがいえますね。

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