中国でも、日本でも、デモに揺れていますが(お、韻を踏んでしまいました!)、今日の話題は、「やわらかい」話題で行きたいと思います。中国でも日本でもスーパーで簡単に手に入る、やわらかくて、白い食材といえば・・・。そう、お豆腐です!
歴史的には日中両国で、「豆腐」という共通の漢字が使われていますので、僕は感覚的にルーツは同じところということなのかなぁと思っていましたが、それは諸説あるようで、日本の豆腐のルーツがどこからのものなのかハッキリとはわかっていないようですね。おそらく中国がルーツという見解が優勢なようです。(中国のみなさん、中国のお豆腐の正式な歴史・ルーツをご存じの読者の方いらっしゃいますか??教えてください。16世紀の劉安??)
かなり省いて一般的な「豆腐」の製造法をいえば、砕いた大豆を煮出し、その絞り汁ににがりを加えたものが凝固して豆腐になりますね。日本でも、豆腐をつくるためにエキスをだしてしまった残った砕いた大豆(呉とよばれるもの)の活用法には、「おから」料理がありますし、にがりを加えずに絞り汁をそのまま飲むものが「豆乳」となります。これらが、大豆を余すところなく活用できる豆腐と豆腐の連産品です。
また、中国では、僕が北京にきて印象的だったことですが、中国の友人たちが朝の時間に豆乳をよく飲んでいる光景があります。1,2個の饅頭(マントウ)と豆乳を飲んでいる姿です!中国での豆乳は、甘いものと甘くないものがあり、これも日本の豆乳と共通している飲み方でしょう。
ここからが、豆腐にまつわる面白いところですが、日本での(そして世界の潮流としても)最近の豆腐関連製品(豆腐・豆乳・おから等)への消費者の認知傾向がすこし変わってきました。
それは、伝統的食品からダイエット食品(健康食品)への華麗なる昇華だったとおもいます。