文=コラムニスト・中川幸司
みなさんこんにちは!
日本は大震災で大きく揺れた昨年に引き続き、「節電の夏」がやって参りました。何らかの天災(人災)が起こった後にだけ気を引き締める、ということではなく本来はいつでも地球環境のことを考えるべきではありますが、それでもやはり昨年の大震災は日本人にとって節電意識・エネルギーの大切さ、地球との共存共栄を考える大きな転換点となったことは間違いないでしょう。
震災直後の日本人ひとりひとりの行動は極めて規律正しく、譲り合いの心に満ち溢れ、世界から賞賛される一方で、その後の政府の対応や、これまでの長年に渡るエネルギー行政に対する問題点の洗い出しは1年以上たった今でもまだ解決しないまま、国会は「別の話題」で混乱しています。
我々一般国民は、環境問題、行政問題や政局といった複雑な問題は抜きにいたしまして、「節電」を「夏の涼を楽しむ」というように発想を変えて去年も対応してきました。かの大震災から起算して、第二回目の「涼を楽しむ」シーズン到来です。楽しんで「夏」に臨んで行きましょう!
つい先日、中国の南方、広東省の広州に行って参りました。(ほんっとうに暑かったです!!!!)
今年も、中国全土でエンターテイメント・コンテンツ産業の祭典が夏から秋にかけて多くの場所で行われますが、今回招待されましたのは広州にて「広東動漫城」というところのオープニングセレモニーでした。
この広東動漫城は、いわゆる地方政府・不動産デベロッパーが「アニメ・コンテンツ」というソフトウェアをのせた、都市開発計画であります。「城」といっても単体の「キャッスルのお城」ではなくて、日本で言えば「工業団地+リゾートテーマパークの混合地帯」という方が、言葉としては適しているとおもいます(広東アニメ工業団地、広東アニメテーマパークと訳すのが良いかもしれません)。
中川幸司さんのブログ「情熱的な羅針盤