中国中小企業の経営者さんは自国である中国市場で勝つために、ドイツであれ、アメリカであれ、韓国、日本であれ、いろんな海外の企業と提携している(技術をもっている)というブランディングについては重視しているように思われます。そして日本企業との提携(例えば、日本技術を使った製品を販売すること)も、中国市場に対して決して「悪いイメージではない」ということも知っている。だから、中国の中小企業の経営者さんも、そして中国の消費者マーケットも、決して「日本」というブランドが悪いイメージになっているわけではないようなんですね。
となれば、この日中両国の中小企業さんの感覚を網羅的に考えれば、日本企業がもっと積極的になれば、中国企業さんとの提携は、「これまで通り」すすむはずなんです(相変わらずの、商習慣の差異によって苦しい困難も多いわけですが)。そして、日本企業さんにとっても、悪い話ではなく、海外市場へのアクセスチャネルをもつことができる、うまく行けば、中国市場での利益をシェアできる、わけであります。
このように考えますと、どうなんでしょうか、、、アベノミクスで日本の産業停滞を抜本的解決というよりも、昔ながらのものを「延命」してしまうだけのような気がしてならないのは、僕だけでしょうか。せっかく、そこに、相変わらずの巨大市場の中国があるのに、日本国内の鎖国的イケイケムードは、海外進出の足かせムードになっているだけのような気がしてならないんですよね。
今日は、外交や政治活動家としての意見ではなく、中小企業さんのコンサルタントとしての意見を申し上げさせて頂きました。中小企業の社長さん、もうちょっと中国市場にご一緒に踏ん張ってみませんか!?
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月17日