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まほらまの南京生活②―ウェンナン先生行状記
発信時間: 2008-07-14 | チャイナネット

◇ビルが逆さまに建っている◇

中国ではビルの地下が最上部にある。最上階の7階は一番下にある。漫画「ドラえもん」の逆さまの世界ならあるかもしれないが、現実の世界ではありえないことだ。しかし、中国ではあり得るのだ。デパートや高層ビルの案内の表示が、実際とは逆になっている。電気スタンドを買おうと思って百貨店に入った。「電気スタンドは何階にありますか?」「6階にあります。」というので、案内板を見た。6階は当然上の方にあると思い探した。ところが、最上部は地下1階になっていた。6階は下から2番目だった。なぜ、こうなるのか。以下は推測であるが、多分、案内板を描く人が単純に上から1階は○○、次は2階が△△と描いていっただけのことだろうと思う。見る人のことはまったく念頭にない。案内板を描く人が最初に描いたのが一番上だったので、それが地下一階になったのではないかと思う。要するに案内板を見る人の立場はどうでもいい。それを描く人の考えが中心になっているのではないか。

地下1階が最上部にある案内板


この案内板のことを中国の人は不思議に思わないのだろうか。周囲にいる中国人数人に訊いてみた。「べつになんとも思わない。」「各階に何があるのかが分かればいいので、逆になっていても不思議には思わない。」ということだった。大陸的大らかさなのだろうか。日本でこのような案内板があったら、必ず誰かがクレームをつけると思う。

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